TAKAKO YAMAGUCHI
Around the lake
2015 Viborg kunsthal, Denmalk
Lake water, Buket, Rope
Each H27xW38xD38cm
デンマークの天気は1日の中で目紛しく変化します。そのように私たちは自然が常に変化していることを理解しています。しかし、いつ大きくチェンジするのかは判っていません。毎日の日課である散歩やランニング、サイクリング、子どもを幼稚園へ送り迎えする度に、美しい湖の周りをまわることができるのは、いつまでなのかは誰も知りません。
私たちは生活の為に自然を整えます。それがいつの日か、私たちの生活を大きく変える要因になることも覚えておかなくてはいけないのです。
この作品は一定の思考を変化させ楽しく体験できますが、その一方、自然が人に繋がれ引き回される様子も現しています。
photograph by Claudio Beorchia
Water lever
2015 Viborg kunsthal, Denmalk
Mixte media
H250xW300xD480cm
デンマークの中央ユラン地域にあるViborg(ビボー)の街には南湖と北湖があります。
美しいそれらの湖はビボーの街に住む人々の日常の風景です。
よくみると南湖の側には、一本の古い石畳の道が湖に延びています。
17世紀頃、今よりも小さく水位も低くい湖には、その対岸にある2つの教会を繋ぐ一本の道がありました。人口が増え周囲の環境の変化とともに水位は上昇し、現在の湖には少しずれた場所に新しい路が湖を分断しています。
それは、時代と湖の水位は変化しましたが人の生活の動きはそれほど変わらない事をあらわしています。
その湖を巡る水位の変化を、水位が目紛しく日常的に変動する洗濯場にて構成することにしました。